Stylmartin STREET COMFORT
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用途に対し実に忠実かつ機能的で...それが一際異彩を放ち...だからこそ格好良い...
こんにちは☆白山佐藤でございます。前回に引き続き、スティルマーティンの紹介をさせて頂きます。
今日はTOURINGシリーズから発売されている「STREET Comfort」に注目です。
TOURINGシリーズは、その名の通りツーリングを主体とするユーザーに適したブーツとなり、CITYシリーズとは違った特徴があります。そのひとつの例として、スライダー付モデルがあること!
これはコーナリング時に、つま先部が直接路面と接触するのを避け、ブーツを保護する機能。
オートバイはアスファルトの上をウォーキングやランニングするのとは次元が違うスピードで駆け抜ける乗り物。
擦れた際には想像を絶する摩擦が生じます。それをプロテクトするのがスライダーとなります。そして前回のCITYシリーズでもご紹介した、滑り止め加工を施した甲部カバーやリフレクター機能。これらは(もちろん)標準装備。ライディングモデルたちだけに備わる機能、グッときます。
そして一番の大きな違いと言えるのが、ショート丈でないこと。
Street Comfortをはじめ、TOURINGシリーズは全て、通常=ロング丈となっております。
オートバイとはヒトが露出して操る性格上、万が一の事故や転倒の際に心配なのがケガ。内部に装着されたプロテクターが、踝や脛などを保護してくれます。
ところで、CITYシリーズと比べてソールの形状にも大きな違いがあるのがわかりますか?
これはTOURINGシリーズ全てに言えることではないのですが、ドライビングシューズやライディングシューズには、このようなソールの角や縁がテーパー状に丸くなっているモデルが多数存在します。より高い次元でマシンをコントロールするには、時に1mm単位でシビアな操作が必要なこともあります。真四角になったソールよりも、あらゆる角度からステップできる、接地面に自由度の高いソールの方が運転しやすい。そんな感じです。
もちろんデメリットもあります。オートバイから降りた状態では、DELTAのようなソールの方が歩きやすいのは確かでしょう。しかし、ウエスタンブーツのようなヒール部の窄まったブーツを履いてきた僕にとってStreet Comfortは、何の違和感もありませんし、バイクから降りないツーリングなんてあり得ないことですので、その点(徒歩)も十分考慮して設計されてますのでご安心を。それよりも、ヒールやトウにある滑り止め処理、しかもトウに関してはワンウェイでグリップするきめ細やかな設計。多少犠牲となる機能に対し、得る機能の方がはるかに多いはず。
ちなみに通常丈のブーツだからと言って、脱ぎ履きが面倒だということはありません。ベルクロとジッパーによる二重構造で全体をホールドします。ジッパーに関しては足首までの50%、それより上はベルクロのみでOKですので、ある意味ルーズにもタイトにもふくらはぎの調整が出来るのです。そのときの気分によって、例えば裾をブーツINしたりOUTすることだって出来ます。特にStreet Comfortは、細身なシルエットですので、スリムなデニムでも十分OUT出来ます。
そしてこのブーツで忘れてならないのが、ナッパレザーを使用していること。これはスティルマーティンのブーツの中で最も柔らかく上質な革とされます。牛革使用と表記されてますが、動物の皮とは本来そんなに柔らかくないもの。例えば一枚の紙を一旦、丸めて皺くちゃにし、それを元に戻すと柔らかな紙になる様に、ナッパレザーも似たような手法で「皮」から「革」へと生まれ変わらせるのです。
と、ここまであれこれとウンチク言ってしまいましたが、結局のトコロ、言いたいことはただ一つ。
ライディングブーツって、恰好良いんです!!と言いたいだけなのです。
話は変わりますが....
これは僕のクライミングシューズ。※最近はすっかりGYMの幽霊部員状態ですけど(笑
この靴は「登ること」。その目的をいかに効率的で快適になる様、機能を特化させ辿り着いた形がコレになったと思うのです。そんな本気モードな靴って、自ずと恰好良くなるものです。
ライディングブーツもまた、他の靴にない独自の進化や譲れない装備があり、そこが恰好良さなのではないでしょうか?
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Stylmartin TOURINGシリーズ Street Comfort 37,800円
SCSウェブストアでも発売中!