スタッフによるオフロードバイク・どれがオススメ?~足つき比較~
|
本日は、ラインナップとしては各メーカー縮小傾向の強いものの、根強いファンがいる『オフロードカテゴリー』にフォーカスを当ててみましょう!!
今回は日本人の平均的な身長・体重に近い、スタッフ加賀谷に各メーカーのオフロードモデルに跨ってもらいました。
ここで、スタッフ加賀谷のスペックをご紹介!身長170cm・体重65kg・股下75cm位。バイク暦は40年のベテランライダー。オフロード車が大好きでオフロードバイク暦は36年。現在はWR250Rを所有し、林道ツーリングも定期的に行っているスーパーオーバー60でございます☆
まずは、ホンダ CRF250L(シート高875mm)から跨ってみましょう。
オンロードモデルに乗りなれた方がこの画像を見ると、『うわ~足付きキツそう・・・』と思われるかもしれません。しかし、ほとんどのオフロードモデルは軽量なモデルが多く、両足でこの程度の足付き性なら、まず問題なし!!
バイク慣れてきたら、まず両足で信号を待っている事も少ないはず。片足であればもっと足の接地感は高くなります。ちなみにカワサキ KLX250(シート高890mm)もほぼ同等の足付き性となっております。
お次は、ヤマハ WR250Rです。これはより一層つま先立ちとなりますね。KLX250よりもカタログ数値上のシート高は5mmしか、変わらないはずですが、WR250Rの場合、よりハードな走行のためのサスペンションセッティングが施されている為、跨った時のリアサスペンションの沈み込みが少ないのです。
オフロードモデル慣れしていれば、全然大丈夫!!と言われる方も多いでしょうが、初オフロードモデルの方などは少し不安な足付き性ですね。しかし、ライバルよりも軽量な車体と+7馬力ほどのパワーが出ているので、動力性能は他メーカーを寄せ付けません。
ちなみに身長180cm・体重76Kgの私、武田が跨ると・・・
体重も重いので、サスペンションが沈みこみますし、両足でかかとが少し浮く程度となっております。片足ならべったりです。まったく問題なし!!
さて、今度はオフロードの入門モデルとしては最適な、ヤマハ セロー250(シート高830mm)の足付き性を見てみましょう。
セロー250となると、身長170cmの加賀谷でも余裕の足付き性能ですね。サスペンションもものすごくしなやかなので、跨った瞬間にググッと沈み込みます。林道を走る上で、足付き性が良いと安心感を生みますし、流石の『ザ・林道モデル』と言ってよいでしょう。
ヤマハ セロー250に当店女性スタッフの相楽を跨らせてみると、このような感じに。
(相楽スペック 身長160cm・体重よんじゅうほにゃらら)
これくらいの体型の女性が跨っても、安心感が高いモデルとなっております。跨ってみた相楽も『こういうモデルもおもしろそう!!』と、興味津々。現在はヤマハMT-25所有。
最後は現在ラインナップが増加してきた、デュアルパーパスモデルから、ホンダ アフリカツイン(シート高870mm)※手前のミラーに私が写りこんでいますが、お気になさらず・・・・(苦)
アフリカツインともなると、車体が大柄ですので、気後れしてしまいそうですが、ホンダCRF250Lや、カワサキKLX250とほぼ同等の足付き性となっております。ヤマハWR250よりは全然足付き性は良い!しかし、車重がありますので、あまりにつま先立ちすぎるとオススメできません。ローダウン仕様のタイプLDなどが無難でしょう。
さて、足早でオフロードモデルの足付き性能に、フォーカスを当ててご紹介してきましたが、オフロードモデル選びのご参考になれば幸いです。
林道大好きスタッフ加賀谷からのアドバイスは、林道をメインに考えているなら、ヤマハセロー250やカワサキKLX250あたりが良いでしょうとの事。
理由はWR250だと足付き性に難があるのと少しオーバースペック名部分があり、ホンダCRF250Lは、車両重量が重く、フロントがかなり重く感じるとの事でした。しかし、CRF250Lは他メーカーモデルに比べて、シート座面が広く、素材も柔らかでロングツーリングに適したモデルでしょう。
アフリカツインやVストロームで林道に行くとなると、腕に自信が無ければあまりオススメはしないとの事です。砂利道程度のフラットな道であれば、良いでしょうが、そこそこの林道となるとまずはタイヤ交換からですね!というコメントでした。
私武田も、DR-Z400Sを乗っていた事もありますが、オフロードモデルは軽い車体で、峠道などでは125ccのスクーター(PCX等)を曲げているような感覚で、ちょいと雑に操作してもクルクル曲がっていくような、気負い感の無いハンドリングで楽しめました。結局林道に行く事無く、手放してしまいましたが、勿体無かった気もしますね。
セロー250などは、ツーリングモデルとして、オンロードで乗っていても気軽に乗れ、車重の軽さも相まって女性でも扱いやすく、入門バイクとしてもオススメできるモデルです。そしてなんだかオフロード乗っているライダーを見ると、玄人っぽい印象を持ちます。
アフリカツインなどは、一昔前のいわゆる『ツアラー』というカテゴリーに、取って代わり、現代のツアラーというと道を選ばず走れ、乗車姿勢も楽で見通しも良い、こういうモデルとなるのでしょう。低回転域が強く、ゆったり走れる特性は、大人のライダーに選ばれる要素ですね。
オフロードモデルでモデル選びに悩んでいる方は、是非SCS上野店のオフロードモデル大好き加賀谷まで、お越しくださいませ☆