新型『GSX-R1000』初の国内モデル登場!!国内モデルは上級モデルのGSXーR1000Rのみ!!SCS上野店
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私は自他共に認める鈴菌感染者。(注・鈴菌感染者とはネットでよく使われる言葉ですが、スズキのマシンに魅せられ、スズキを愛してやまない方々の通称です)
SUZUKIのフラッグシップを私が紹介しなくて誰がやる!という感じでご紹介していこうと思います。
GSX-R1000は2001年にデビューし、当時軽さのCBR929RR・パワーのYZF-R1と言われた2台より、軽く・パワーがあり、尚且つスーパースポーツとしては異例のロングストロークエンジンを搭載しており、低速トルクがあるため、サーキットユーザー以外の一般ライダーにも幅広く受け入れられました。
その後、モデルチェンジを繰り返し熟成や革新を重ね、今回7代目の新生GSX-R1000はついに登場となりました。当ブログでも去年から今年に掛けて、スーパースポーツのご紹介が多く、各メーカーのスーパースポーツモデルのモデルチェンジが集中した印象ですね。
私の乗っているGSX-R1000・L6モデルと比べると、カウリングが小型になり全体的にシンプルな印象になりました。スズキといえば『ニュルリ』とした有機的なデザインが多く、鈴菌感染者以外、賛否両論が別れるところですが、今回のGSX-R1000では『ニュルリ』が抑えられています。
そのモデルの印象を決めるヘッドライトデザインもこれでもか!と言うくらいにサッパリしています。GSX-R1000シリーズは一度も双眼式のヘッドライトは採用した事がなく、今回も単眼式を採用し、イメージが大きく変わる事無くブランドイメージを保っています。
性能面では、197psを13200回転で発生。車重は装備重量で203Kgとなっております。私の乗っている旧モデルの最大馬力が185psを11000回転で発生させていますので、より高回転型のエンジンユニットとなりましたね。新型は旧型に比べ、重量は2Kgダウンなので、そこまでの差はありません。CBR1000RRやYZF-R1などは、チタン・アルミタンクなどを採用し軽量化に努めていますが、GSX-R1000では、これと言った軽量素材を使用していませんので、軽量化では先を越されていますが、高級な軽量素材を使っていない分、本体価格は他メーカーに比べ抑えられています。
少し専門的な性能面での話しをすると、エンジン面で可変バルブを新たに採用。スズキレーシングバリアブルバルブタイミングと呼ばれるこのシステムは、シンプルな設計でありながら効果は絶大。低中速を犠牲にする事無く、最大回転数をアップさせ、ピークパワーを上げる事に成功しております。レッドゾーンの始まりも旧モデルよりも高回転。
各メーカーお決まりとなったIMUでの車体姿勢制御(トラクションコントロール・ABS・ローンチコントロール等)も搭載。シフトアップ・ダウンに対応するクイックシフター搭載などなど、盛りだくさんの内容です。
フロントフォークはカワサキZX-10Rと同じ、SHOWA製バランスフリーフォーク(BFFフォーク)を採用。MotoGPやスーパーバイク選手権で採用もしている、SHOWAが自信をもって送り出しているシリーズです。従来のビッグピストンフォークなどと比べると、コーナーでの切り返しでの応答性が増しているとの事。リアサスペンションにもバランスフリーシステムを採用している、BFRC liteを装着。
テールデザインも一新。ウィンカー内蔵式のニュルリとした旧モデルとは違い、シュッとした鋭いデザイン。
フューエルタンクも旧モデルと比べると、よりニーグリップしやすくなっております。シート高は高くなっておりますが、シート上での重心移動の際シートがフラットなほうが自由度が高いので、旧モデルではあった足付き向上のための『えぐり』を無くし、運動性能を重視したものと思われます。
ここで足付きチェック要員スタッフ青地登場です。
スタッフ青地は身長168cmほど。身長が低すぎる事もなく、高くもないので毎度跨ってもらっています。
両足だと結構高めですね。バレリーナ状態まではいかないにしろ、足の指の腹が付いているくらいです。
片足にすると、なかなかの安心感がありそうです。165cm以上あれば何とかなりそうですね!
跨った印象は、やはり旧モデルよりかシート高が高い反面、お尻をずらすなどがやりやすく、シート表皮もグリップ感が強く、固めのスポンジになっていることですね。ハンドルとシート間も最近のスーパースポーツらしく、コンパクトなものとなります。各メーカーほぼほぼ似たポジションになったなあと感じます。
個人的には旧モデルが好きで、モデルチェンジするのがわかっていながら、2016モデルを購入したのですが、2017モデルの新型も見るとカッコイイです。