かつて日本で一大旋風を巻き起こしたピアジオMP3。今度は「世界初のhybrid」として巻き返しを図るのか!?

こんにちは☆白山店の佐藤でございます。ご存知MP3と言えば”普通免許で乗れる250ccバイク”として、2007年の発売を皮切りに日本で爆発的な販売台数を記録したスクーター。

しかし例の免許制度改正で今では二輪免許が必要となり、過去ほどの好セールスには至ってないのも事実です。いや...今が決して売れてないのでなく、昔が異常と呼べるほど、売れまくり状態だったのでしょう(笑)。それは他と差別化できる、誰も真似のできない決定的な武器を持っていたからだと思います。
あれから3年後。

奇しくもその免許制度切替期間が終わった頃、また新しい息吹がMP3から発信されそうな予感♪

2010年9月9日(木)東京汐留シオサイト5区、通称「イタリア村」にて成川さんより新製品の発表会がありました♪

誰も真似の出来ない世界初の「hybrid」がついに日本発売です!!

「PIAGGIO MP3 hybrid」
ピアジオMP3はリチウムイオン電池を使用した世界初のハイブリッドスクーター。
電池の充電は内蔵ゼネレーターで自ら発電し、電気ソケット(コンセント)からでも直接充電出来ます。
従来のガソリンエンジンと環境にやさしい電動モーターを併せ持つ革新的な技術が盛り込まれた一台。

前回のモーターサイクルショーで参考出品されてた時と同様、MP3hybridのシート下はこんな感じ。ハイブリッド仕様になったことで収納スペースが無くなったのは周知の通り!!

でも最新メカニズムが詰まったMP3、燃費向上やCo2削減などEcoに興味のある方にとっては、最先端>収納力の図式があるようなので、これもアリかな?と思います。

どうやら日本仕様も電圧は200Vに話がまとまったようです。パワーユニットは「125ccガソリンエンジン」×「電気モーター」という組み合わせのハイブリッド。

どうして250ccでなく125ccなの?という質問がきっとあると思いますが、イタリアでは現在1つの排気量の線引として125cc、その次が300ccというクラスが存在します。日本では300ccが車検必要となるため、(まずは?)125cc版で登場になったのかも知れません(憶測)。

125ccと言っても侮るなかれ。発進時の加速は250cc並み...というか、それ以上!モーター特有のダイレクトなパワーでアシストし強大なトルクを発生させます。hybrid発売で一番のトピックは”地球にやさしい”だと思いますので(まずは)125cc発売という選択は正解だったのではないでしょうか?燃料消費とCo2排出を50%軽減。しかもエコロジーとして注目を浴びている125ccという排気量ですからね!ちなみにナンバープレートは軽二輪(250cc)扱いになり、高速道路や保険・免許などもそれに準ずる内容となります。余談ですがオイルフィラ―キャップ上の文字は「SCS」でなく「ECS」。弊社名称と一文字違い、おまけにフォントまでそっくりで(笑)ちょっと焦りましたが。

メーター周りはこんな感じ。
右側がタコメーターでなく電池の使用状況というのが今までにない感覚♪ 仮に電気だけで走行した場合、50%とは半分電池を使用したことを意味します。走行している最中も蓄電されます。

キニナル「HyTech」ボタン。モードはこんな感じ・・・
①「hybrid charge」ガソリンエンジンのみの動力
↓
②「hybrid power」ガソリンエンジン+電気【ハイブリッド】
↓
③「electric」電気のみ
↓
④「R→」後退
という順番で選択(変更)出来ます。
良いことか悪いことかは別にして、走行中でも①~③までのモード切替が可能です。
スロットルは僕の乗っているSHIVERでもお馴染のRide by Wireが採用されており、ケーブルレスの電子的なアクセルワークとなり、効果的なパワーを引き出し燃料消費を最適化してくれます。

前回のモーターサイクルショーで宿題だった「♪」マーク。アレはやっぱり音系でした。無音となる「electric」モードで走行した場合、周囲へ注意を促すためのホーン的役割。ん?だったらホーンでいいじゃないのよ!とツッコミを入れたいトコロですが、それは地球にやさしいハイブリッド車。ヒトにもやさしいというコトで、ロールロックの施錠/解除音と同じ、威嚇的でない心地よい音にすることで配慮しております。ですので鳴らすべきトコロで「ピー」と可愛く鳴らす。そんな感じです(笑)♪
※画像が思いっきりピンボケですみません!

ハンドルポスト周辺のスイッチ類は今までのMP3と大体似てますが、plugin時の充電ボタンやHyTechモードボタンが新設されたことで若干変更されてます。ところでプラグインと言えば、plug(コンセント)をシート下の収納穴にキチンと最後までネジこみしないと、漏電防止?のためかセルモーターが回らない安全装置が付いておりました。スゴい!

とまぁ、前回のMCショーの頃よりは詳しい説明が多少出来たと思いますが、さらなる情報や試乗に関しましては、9/20(月/祝)に開催される
JISSFイベントでじっくりとお確かめ頂けたら幸いです♪
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PIAGGIO MP3 hybrid メーカー希望小売価格 1,155,000円(税込)
(内訳 本体価格1,100,000円 消費税55,000円)