ヴォンジォ~ルノ☆白山店の佐藤でございます。「バイク天国☆イタリアの旅 (2019版)」ブログも本日で5日目なりましたが、今回は輸入ブランド情報やパビリオン内で見つけたものにクローズアップしていきたいと思います。
まずスタートは、日本にいる頃からちょっい気になっていたITALJET 社ブースからご案内致します♪
もしかしてドラッグスター!?これぞイタリアが誇るアート作品!アバンギャルドなデザインで世界を驚かせたあのバイクが復活するのでしょうか!?
一時は姿を消し ここ6-7年くらいはEICMAに出展するも電気バイクや自転車程度だった
イタルジェット 社が帰ってきた模様♪
当時の印象が凄かったのでしょう...懐かしの2サイクルエンジン搭載のドラッグスター125/180も展示されています。最高出力22PSを誇り、都内最速スクーターとしてジレラRUNNERとバチバチしていた頃がフラッシュバックします。
基本的なデザインコンセプトは守られていて、片持ちフロントハブステアリングや、
トラリス構造のフレームコンセプトは昔のまま。
サスペンションなど昔はパイオリ社製でしたが、ビチューボ社製に変更されている模様。
エンジンについては125ccと200ccを用意している様子。もちろん今回は2サイクルではなく4ストロークとなりますが、前回同様パワーユニットはエンジンサプライヤーとしても有名なPIAGGIO社あたりのエンジンが供給されるものだと思われます。
ALL NEWですが基本スタイルは昔を踏襲しているため、一目で「DRAGSTER」であることがわかります。
こちらはウインカー。レバーガード風デザインに。色はアンバーにトーンダウンされ、非常に小さくスタイリッシュ。ちなみにミラー取付がありませんが、ブレーキマスターにミラー穴があるのを発見。市販される頃には何か付くのでしょう。
専用設計のキーやコーションラベルまで付いてるので、市販化秒読みと思われます。DC12VかUSBかは不明ですが、アクセサリー電源も左側にレイアウトされています。
リヤについてもライセンスプレートやプレート灯まで取付されてます。
イタルジェット社、来年に復活となりそうです。どんな感じの再始動となるのか楽しみですね。
復活と言えば「Malaguti(マラグーティ)」。
今年90周年を迎える歴史あるブランドですが、一時経営状態が悪化し、ここ最近影を潜めている時期があったため、こちらも今後の展開が楽しみですね。ちなみにこじんまりとしたブースには5-7台展示され、スクーターと言うよりバイクがラインナップされていました。
続いては当社上野店でも取り扱いしているPEUGEOT(プジョー)ブランド。
こちらは日本未発売「pulsion(パルシオン)」
日本未発売の三輪スクーター「メトロポリス」、 プジョーブランドの中では一番売れ筋のDJANG(ジャンゴ)シリーズ、日本でもバリエーションが豊富で、最近若干ですが街で見かけるようになりました。
こちらは電気で走るビジネスモデル、「e-+LUDIX CARGO」などがずらりと展示されていました。
さて、プジョーブースの目玉。中身は何でしょうか?答えは....知りません(笑)!! EICMA会場中を走り回っていたので、もう一度見に行こうと思いながら完全に忘れてしまいました。知りたい方はPEUGEOTの本国HPへ行けば情報GET出来るかと思います(笑)。
続いては「LAMBRETTA(ランブレッタ)」。
日本でも現在購入できるようになりましたね。 当店でも取扱いは可能デス。正直まだまだ街で見かけることは少なく浸透してないのが印象なので頑張って欲しいものです。
続いてはモーターサイクル編、イタリアの超大御所、 Vespaに並んでイタリアの象徴ともいうべきDUCATI(ドカティ)。当店取扱いはありませんがちょい紹介を♪ ブランドカラー赤×白で統一感あるブース。二階建て構造で、上の階はラウンジとなり常連客やお得意様が寛げる場になっている模様。 ドカティって乗られる方もオサレですね♪ ヒゲおじさん、フツーに見えて、ワンポイントお洒落してる♪ 対してイエロー×ブラックで併設されているスクランブラーブース。 「DUCATI」というブランドでなく「scrambler(スクランブラー)」というブランドを前面に出しています。倉庫、ガレージ風の建物の中にはおもちゃ箱的な感覚。 ホッケーゲームや寝そべるソファ等が置かれ、遊び心たっぷりでカジュアルテイスト。 ついでにBMWブースも。ミラノの街を歩くとDUCATIよりもBMWをよく見かけます。ON/OFFの使い分けとして通勤やコミューター要素としてBMWの方が適しているためだけかも知れませんが、そのくらいBMWはイタリアで身近なブランド。 BMWブースも趣向を凝らした作りで、今年はスタジアム観戦席風の憩いの場をセット。 いやいやこちらも遊び心がたっぷりでお洒落ですね~。 他にもトライアンフやロイヤルエンフィールドなどの英国車勢もEICMA会場内で見つけました♪続いてはハーレーダビットソンのブース。
モーターサイクルの象徴、日本国内で一番売れてる大型バイク第一位はハーレーなのをご存知でしょうか?
欧州では日本ほどアメリカンの人気は少ないかもですが、今年はかなり大きな動きがあった模様。
ハーレーの電動バイク「LIVEWIRE(ライブワイヤー)」。
2019年、年始早々二輪業界を驚かせたあの電動ハーレーの実車がブースの目玉、メインとして展示されていました。
LIVE WIREの展示エリアは、近未来をイメージさせる真っ白LED灯が光り、その中に電動ハーレーが展示。モーターの特性を生かしたスーパースポーツ並みの0加速性能、そして航続距離もクリアしてのデビューです。進化し続けるブランドですね!ハーレーはやっぱり三拍子の音が云々という時代の終焉も近いのかも知れません。ヒューーーーンといか言いながら、SF映画で登場するカッコイイ近未来バイク、実はそのイメージから一番かけ離れてるアメリカンバイクなのかも知れません。
他にも電動ハーレー自転車も出品されていました。
電動と言えば「KYMCO」ブース。 みなさん「ionex(アイオネックス)」という商品というか、概念をご存知でしょうか? 今までの電動バイクは充電中は走行出来ず、充電するにしても時間がガソリンのように瞬時で出来ないのがネックとなっていました。しかしionexはヤマハeVinoのようにまず脱着式バッテリーがあって、他に車体側にコアバッテリーも併載し、脱着式バッテリーが取り外された状態でも本体バッテリーで走行出来るシステム。
さらに自動販売機みたいにバッテリーステーションをインフラすることで、街のあちこちで充電済のバッテリーを装着できるわけです。バッテリーをシェアする画期的なシステム。
もしこれが普及すれば電気の弱点である充電時間や航続距離の心配もなくなり凄いムーブメントになりますね。ただし一大事業ともなると利権争いで激化することは必至!!
リチウムイオン電池を得意とする競合の登場により、品質も自ずとUPし、同時に台あたり単価も低価格化されると思いますので今後は目が離せません!!
ちなみにSCS(上野店)は新基準で厳選されたKYMCO正規取扱店です。※現在都内では15拠点しかありません!
KYMCOブースはもちろん通常のガソリン車も多数展示されておりました。
EICMA向けの展示だから、全て床が石畳みになってます(笑)。
イタリアでは一番人気ラージウィール車も充実の展示内容でした。
他にもEICMA会場内では他社から電気コンセプトの出展オンパレード!
電気だけにサイレンサーやエキパイがなく、LEDライトも相まって近未来的っぽい。
充電スタンドがこんな感じでインフラされる日が来るのかも...
ところでこちらの電動バイクブース。とても気になったのが奥の冷蔵庫。
アイスクリーンがたくさん♪ お客様サービス用で粋な演出。11月のイタリアミラノは東京とほぼ同じ気温。とても寒い日になることも多いですが、会場内はTシャツでOKなので(笑)。
余談ですが、アクラポビッチのブース。
YAMAHAの
MOTO BOT のようなロボットがいました。BMWに乗りながらアクセルワークをするデモンストレーション。
まだSF映画の世界と思えた光景が確実に近づいてると思う瞬間でした。
ちなみに↑こちらはオフロード外装やアパレルブランドの「UFO」。「近未来」繋がりというコトで(笑)。自社ブランドの外装でロボット造形しちゃうなんてすご~い♪
こちらの画像↓何が面白いか何かわかりますか?
電光ジャケット着てます(笑)!こんなファッションあるんだぁ...彼女かなり攻めてますね♪
EICMA会場内を歩いてると、日本とは違う面白い光景に出会います!
BARは各パビリオン(建物内)や、
屋外にはたくさんのBARや飲食店があります。
美味しそなハンバーガーを食べてますね♪ ちなみにオススメは断然イタリアのおにぎり的存在のパニーニです♪
EICMAではお酒飲んでる人、よく見かけます。日本だと「自動車(乗り物)」×「アルコール」の組み合わせはイメージ上避ける傾向がありますけど....。その点イタリアでは自由で寛容なのでしょう。
よく見かけると言えば、記念に日本でもおなじみのアレ。此処イタリアでも撮影出来ます。
記念と言えばお土産。
国民的英雄 #46ヴァレンテーノ・ロッシのショップ。EICMA会場内には用品ショップが小売もしてくれてます。
今日はプレスデーなので、まだ半分店舗は支度中ですが、一般公開日までには展示を完成し、ユーザーたちがココでしか買えないグッズや特売品で大盛況なのでしょう。
会場にはグッズショップはたくさんあります。ここは結構イカツイ系のショップですが、
大人顔負けで子供服、ライディングウェアがたくさんあることに驚きです!
今日はPRESSSデーなので子供の姿はほぼ無しですが、一般公開日になれば家族連れで盛況なのでしょう。
イタリアでは子供の頃からバイク英才教育が始まり(笑)、バイク大好きな大人に成長するのかと思います♪
ホント良い環境ですね、イタリアって♪ まさにバイク天国!!
VIDEO
2020/04/30追記